購入したフォロワーは減ります。これはどのサービスから買っても起きることで、各SNSがスパム対策として休眠アカウントや不正なアカウントを定期的に削除しているためです。
だから「減りません」と書いてあるサービスがあれば、そこは疑ったほうがいい部分になります。問題は減るかどうかではなく、どれくらい減るのか、減った分がどう扱われるのかです。
タイプ別に、どれくらい減るのか
減少率について公的な統計はありません。ただし販売側や利用者側の報告から、価格帯によってかなり違うことが分かります。
| フォロワーのタイプ | 報告されている減少の目安 | 数か月後の維持率の目安 | 補填保証の一般的な期間 |
|---|---|---|---|
| 海外の安価なボット型 | 数週間〜数か月で30〜60%が消える | 40〜70% | 即時補填のみ/保証なしも多い |
| 海外・国内の実アカウント型 | 自然減少の範囲で5%未満 | 95%以上 | 30〜60日が標準 |
| 日本人指定の上位グレード | 販売側は数%程度と説明 | 95%前後 | 60〜90日を掲げる例もある |
| SNS Mart | 納品完了から14日間は減少分を無償補充 | 自社計測で99.2% | 14日(起点は納品完了) |
出典: 販売側・利用者の報告およびSNS Mart(apollocreate.jp)の公開条件を編集部が整理(2026年7月時点)
海外の安価なボット型については、数週間から数か月のうちに30〜60%が消えるという利用者報告が海外の販売サイトのブログでまとめられています。一方、実在するアカウントを納品するタイプでは、減少は自然減少の範囲(5%未満)に収まるという説明が一般的です。
TikTok に関しては、購入したフォロワーの大半が数か月以内に削除されるという指摘があります。プラットフォームごとに削除の頻度と厳しさが違う点も、見込みを立てるときの変数になります。
ここで注意しておきたいのは、これらの数値がいずれも販売側や利用者の報告であって、検証された統計ではないことです。 幅を持って読む必要があります。
なぜ減るのか
減少の原因は大きく2つに分かれます。
プラットフォーム側の一括削除。 各SNSは、長期間ログインのないアカウント、明らかな偽プロフィール、同一IPから大量に作成されたアカウントなどをまとめて削除しています。この作業が走ったタイミングで、購入したフォロワーの一部が消えます。削除の周期は公表されていないため、いつ起きるかは予測できません。
不自然な増加そのものの検知。 短時間でフォロワーが急増したアカウントは、それ自体が調査の対象になり得ます。データサイエンス系の解説では、日ごとのフォロワー増加数が普段の分布から大きく外れると検知の対象になり得ると説明されていますが、これは公式の説明ではなく推測です。ただ、納品を数日に分散させる設計が広く採られているのは、この点への対応と考えられます。
なお、購入していないアカウントでもフォロワーは減ります。フォロー解除、アカウント整理、表示上の不具合など理由はさまざまで、多少の増減は購入の有無にかかわらず起きるものです。
補填保証で確認する3点
補填保証は「何日間か」だけを見ても比較になりません。確認すべきは次の3点です。
1. 期間の起点はどこか。 注文日から数えるのか、納品完了から数えるのか。数万人規模の納品では完了まで1週間以上かかることがあるので、起点が注文日だと実質的な保証期間はその分短くなります。
2. 何%減ったら適用されるのか。 「20%以上減少した場合に補填」といった条件が設定されていることがあります。少しずつ減っていく場合、この閾値に届かないまま保証期間が終わることもあります。
3. 対象外になるのはどういう場合か。 一般的には、保証期間中にアカウントを非公開にした、削除した、凍結された場合、プラットフォーム側の措置によるもの、他社サービスを併用していた場合などが除外されます。ここが書かれていないサービスは、いざというときの判断基準が分かりません。
SNS Mart では、納品が完了した時点から14日間を保証期間とし、この間に減った分を無償で補充しています。自社の計測では維持率99.2%です。対象外になる条件は上記の3つで、サービスページに明記しています。
保証期間が長いほど良いように見えますが、上の3点の設計しだいで実質は逆転します。90日保証でも起点が注文日で閾値が30%なら、14日保証で閾値なしのほうが適用されやすい、ということが起こり得ます。
実質単価で比べ直す
減少を前提にすると、価格表の見え方が変わります。計算式は単純です。
1フォロワー1.5円で買ったものが3か月後に6割残っていれば、残っている1人あたりの費用は2.5円です。維持率別に計算すると次のようになります。
出典: 表示単価÷維持率で編集部が算出した試算値
維持率が40%まで落ちても、実質単価は3.75円です。日本人フォロワーの相場(15〜70円)と比べれば、まだ大きく下にあります。
逆の計算もしてみます。単価30円で維持率95%なら実質31.6円。単価1.5円で維持率40%なら3.75円。表示単価の差が大きいときは、維持率の差では逆転しません。 実質単価の計算が効いてくるのは、表示単価が近い商品どうしを比べるときです。
安いほうが常に有利という話ではありません。フォロワー一覧の見え方や、反応してくれる人が必要かどうかで、選ぶべき帯は変わります。ただ「安い商品は減るから結局高くつく」という説明は、数字で確かめると必ずしも成立しないことが分かります。
減った状態をどう扱うか
保証期間が終わったあとも減少は続きます。ここをどう考えるかで、購入の使い方が決まります。
数字が条件ラインに届けばよい場面、たとえば収益化プログラムの参加要件を満たすといった目的なら、要件を満たした時点で役割は終わります。その後に多少減っても問題になりません。
一方、フォロワー数を維持し続けたい場合は、減った分を買い足し続けることになります。この使い方は費用が積み上がるので、その前提で予算を組む必要があります。 長期的にフォロワー数を保ちたいなら、投稿の側で自然増加を作らないと収支が合わなくなる、というのが構造です。
次回は、購入したフォロワーが第三者にどう見えるのかを、実際に確認されている指標の側から扱います。
データソース・参考資料
- NewFollowers.net「Do Bought Followers Drop Off? What Reddit Says」/安価なボット型の30〜60%減少、高品質アカウントの5%未満という利用者報告のまとめ
- TikTok のフォロワー購入に関する解説記事/購入分の大半が数か月以内に削除されるという指摘
- Instagram のフォロワー増加パターンとスパム検知に関する技術解説(公式情報ではない推測を含む)
- 国内フォロワー販売サービスの解説記事/減少保証と即日補填に関する記述
- SNS Mart(apollocreate.jp)/補填条件・維持率(自社の公開条件および計測値)
- Instagram コミュニティガイドライン、X「プラットフォーム操作およびスパムに関するポリシー」、TikTok コミュニティガイドライン
- 消費者庁「景品表示法第5条第3号の規定に基づき指定する表示」(2023年10月施行)
※ 減少率の数値は販売側および利用者の報告に基づく目安であり、検証された統計ではありません。実質単価は本文の計算式による試算値です。